一関・平泉

風船鮮やか 節目飾る 150周年で記念イベント 藤沢・黄海小【一関】

150周年を祝って空に風船を飛ばす黄海小の児童

 2023年に創立150周年を迎えた一関市藤沢町の市立黄海小学校(佐々木伸校長、児童77人)は20日、同町黄海字天堤の黄海コミュニティグラウンドで記念イベントを開いた。児童らが節目の年数と同じ150個のバルーンを空に放ち、母校の歩みを華やかに祝福した。

 イベントは同グラウンドで行われた同校の運動会に先立ち開催。ドローン(無人機)を使い上空から全校児童を記念撮影後、教職員や来賓、保護者らも加わり、「150周年ありがとう」と唱和して手にした風船を放つと、会場から大きな拍手が上がった。

 運動会は、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたことで4年ぶりに声を出しての応援が可能となった。佐々木校長は「小学校の特別な年に、声援の中で開催できることがうれしい。児童は精いっぱいの姿を見せてほしい」とあいさつ。児童たちは元気に各競技に臨んだ。

 児童会長の橋本蘭子さん(6年)は「特別な年に児童会長を務め、風船を飛ばせてうれしい。150年はすごいことと思う。小学生最後の年は、同級生や1年生らとたくさん思い出をつくりたい」と語った。

 同校は1873(明治6)年創立。当初は長昌寺の本堂を校舎に使用した。

 黄海国民学校などを経て1955年には藤沢町立黄海となり、73年には曲田を統合。2011年に市町合併で同市立となった。

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