花巻の良質なものを 25の作り手・店など出展 28日、盛岡で販売会
花巻地域の民芸・工芸、農と食、作り手と店による1日限りの販売会「多草月の花」は、28日に盛岡市内丸の県公会堂で開かれる。花巻で良質なものを作り、提案している人たちの魅力を多くの人に見て知ってもらおうと、花巻市で雑貨販売・イベント企画を手掛ける「千―sen―」の千田悦子さんが主宰。「すてきな会場ですてきなものたちを楽しんでほしい」と話している。
イベント名の「多草月」はさまざまな草木が勢いよく生い茂る5月の異称。作り手の生み出す力になぞらえ、花巻の魅力を盛岡で咲かせ、多くの人に知ってもらうことをコンセプトに企画した。
販売会で取り扱うのは、いずれも花巻に工房や拠点を置く25の作り手、店などが手がける品々。陶器、漆器、手すき和紙など民芸・工芸、野菜やキノコ、自家栽培した農産物で作った菓子や弁当、オリジナルの焼き菓子やコーヒー、クルミ皮細工やカラフルなアフリカ布を使った小物など19のブースを設ける。
花巻市地域おこし協力隊の伝統工芸チームの協力で、隊員が担当する伝統工芸のオリジナル商品も紹介。展示や委託販売なども予定している。
千田さんによると、販売する品々は品質の良さはもちろんのこと、真面目で実直につくられているものばかり。「そういったものの魅力を多くの人が知り、手に取ることで、将来にわたって維持されていく仕組みをつくりたい。作り手、売り手、お客さまと相互にうれしい気持ちや楽しい気持ち、ありがたい気持ちが循環する会を目指している」と話す。
時間は午前10時30分~午後3時30分。問い合わせは千田さんのインスタグラムでメッセージを送る。アドレスは次の通り。
www.instagram.com/sen2020goen/
▽民芸・工芸=鍛治丁焼(陶器)工房汽水(漆器)東和ホームスパン・委託販売(織物)
▽花巻地域おこし協力隊―伝統工芸チーム―=成島和紙製品(和紙)さき織・委託販売(織物)煤孫こけし・委託展示(木工)佐藤こけし・展示のみ(木工)滝田工芸・展示のみ(和傘)
▽食=陸中海産(海藻乾物)やえはた自然農園(玄米・全粒粉菓子)ファームプラス(弁当・農加工品)農花アグリビリーノ(野菜・こびり)すずのきくらげ(きくらげ)さつまファーム(トマト加工品)六根珈琲(コーヒー)yu_kura(焼き菓子)AtelierK(米粉焼き菓子)Backstube(ドイツ焼き菓子、錫細工)
▽作り手=けるるん堂(くるみ皮細工)yurehama(アフリカ布小物)petitbouquet(刺繍アクセサリー)ShaleahPosterART(アート)
▽店=lesracines(植物雑貨・アクセサリー)千―sen―(雑貨・衣料)