北上・西和賀

ひな4羽すくすく 新堤のオオハクチョウ【北上】

親鳥に守られ、順調に成長しているオオハクチョウのひな

 北上市相去町の白鳥飛来地・新堤で今月上旬にふ化したオオハクチョウのひな4羽は、順調に成長している。24日は新堤付近の芝生で親子が仲むつまじく草をはむ様子が見られた。

 羽を負傷し長年、新堤一帯に居着いているつがいから4~6日にひな5羽が誕生した。7日に1羽が行方不明となったが、残る4羽は親鳥に見守られすくすくと育っている。誕生から20日ほどが経過し、体つきも徐々に大きくなっている。

 このつがいのひな誕生は、2021年から3年連続。21年は4羽のうち2羽が無事成長したものの、22年は5羽が全滅。今年の1羽も含めカラスの仕業とみられており、愛好者も4羽の無事に胸をなで下ろしている。

 毎朝様子を見に来る市民のほか、県内外からも愛好者が見物に訪れるが、親鳥とひなが堤から外に出る時間も長くなっているという。長年、白鳥を観察している日本野鳥の会北上支部の征矢和宣さん(76)=同市滑田=は「今のところ順調だが、これからは事故が心配だ。皆さんには優しく見守ってほしい」と話している。

地域の記事をもっと読む

北上・西和賀
2024年5月9日付
北上・西和賀
2024年5月9日付
北上・西和賀
2024年5月8日付
北上・西和賀
2024年5月8日付