一関・平泉

商工祭 大町主会場に 農業祭は総合体育館で 10月・いちのせき産業まつり

例年一関文化センターが主会場の商工祭。今年は大町通りをメイン会場に開催する(写真は2022年度の商工祭)

 毎年秋に開催される一関市の「いちのせき産業まつり」の2023年度の開催要項が決まった。10月21、22日に商工祭、同28、29日に農業祭を開催。商工祭については例年一関文化センターを主会場としているが、今年は別のイベントの関係などから同市の大町通りをメインに開くことになり、両祭を通じて一関の農商工業をアピールする。

 産業まつりは、市内や周辺地域で生産される優れた物産品などを展示即売することで、生産者の意識高揚を図り、生産者と消費者の交流を深めることを狙いに開催している。20年度は新型コロナウイルスの影響で春から集客イベントの中止が相次ぐ中、中止された市内各地域のイベントの要素を取り入れた秋まつりとして商工、農業各フェスタを企画。21年度は感染拡大に伴い中止とし、22年度は感染防止対策を施した上で開いた経緯がある。

 今年度の開催要項については先に開かれた実行委(会長・佐藤善仁一関市長)で決まった。

 産業まつりのメインテーマは「“見て”“知って”“味わって”郷土の自慢 産業まつり」。商工祭は例年一関文化センターを主会場としているが、今年度は同センターで開かれる東日本合唱祭と日程が重なったため対応を検討。農業祭との日程の入れ替えも案として上がったが、収穫時期との兼ね合いから日程は変更せず、会場を大町通り(歩行者天国)となのはなプラザとすることにした。農業祭は前年度と変わらず同市狐禅寺の市総合体育館、一関遊水地記念緑地公園が会場となる。時間は両祭とも初日が午前9時30分~午後4時、2日目は午後3時まで。

 主な催しは、商工祭が地場産品バザールやふるさと味自慢、特設展示販売、なのはなマルシェ、姉妹都市・友好都市展、農業祭は農産物品評会や農産物直売、三陸交流コーナー、両磐交流コーナー、林業コーナーなどを見込む。

 佐藤市長は「昨年は感染対策を施しながらの開催だったが、今年は従来のような制約がない状態で迎える。今年の産業まつりをより良いものにしていきたい」と語っている。

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