奥州・金ケ崎

初の体験会スタート 花き栽培 県立農業大学校 10月まで月2回【金ケ崎】

花き栽培体験会でコキアの苗を植える参加者

 県立農業大学校(小原繁校長)主催の「花き栽培体験会」は25日、金ケ崎町六原頭無の県立花きセンターで始まった。一般を対象とした初の試みとして10月まで毎月第2、4木曜日に同センターで開催。参加申し込みを当日会場で受け付け、種まきや草取り、出荷準備などを体験してもらう。

 県民に花と親しむ機会を提供しようと、各日とも参加無料で開催。同日は北上市などから男女3人が参加。同校研修科の及川耳呂准教授、鎌田和樹講師らの指導の下、露地ほ場約1・3アールにコキアの苗約500株を等間隔に植え付けた。

 参加者のうち北上市二子町の成田朋之さん(60)は「退職を機に、県立農業大学校の新規就農者研修入門コースで野菜栽培を学んでいる。大学校の案内で体験会が開かれるのを知り、興味を持った」と動機を話し、秋に赤く色づくコキアの成長を楽しみに作業していた。

 同校では、各日とも参加者に特典として季節の花をプレゼントする。同日は同センターで丹精込めて育てたキンギョソウの切り花を持ち帰ってもらった。

 開催時間は各日とも午前10時30分から正午まで。体験内容は開催日の2日前をめどに同校のフェイスブックやインスタグラムで告知する。参加申し込みは当日午前10時から同センター管理棟休憩室で受け付ける。

 当日は汚れても構わない作業用の服装で参加し、長靴や手袋、飲み物などを持参する。

 問い合わせは同校研修科=0197(43)2107=まで。

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