えりすぐりの特産品PR 盛岡で「いわてマルシェ」 食や工芸品 55事業者出展
物産展「いわてマルシェ2023」は、盛岡市菜園のパルクアベニュー・カワトクで開かれている。県内55事業者がえりすぐりの特産品を販売し、岩手が誇る食や工芸品をPRしている。28日まで。
特産品の展示即売を通じて観光をPRし誘客につなげようと、県、いわての物産展等実行委員会が2018年から開催している。
食品は35事業者で、三陸産トラウトサーモン、焼きウニ、イクラを使った三色弁当をはじめ、前沢牛のリブロースステーキ、一関市のいわて門崎丑のローストビーフ丼、金ケ崎町で製造されたハーブリキュールなど、さまざまな「郷土の味」が並ぶ。
工芸品は久慈市の特産である久慈琥珀(こはく)のネックレスをはじめ、着物のリメーク商品、秀衡塗など20事業者が出展している。
このうち「心和温」(盛岡市)は、一関市東山町の伝統工芸品「東山和紙」を使った小物を販売。マスクのほか、ピアスやイヤリング、アロマディフューザーなど、創意工夫を凝らした約70点を取り扱っており、出展者の川村祐子さん(62)は「800年の歴史がある和紙の魅力を県内外の人に知ってほしい」と意気込みを語っていた。
開催時間は午前10時~午後7時。最終日は午後5時まで。