一関・平泉

前沢が連覇 花泉に5―0 岩手日日旗争奪岩手・宮城県境選抜中学野球【一関】

県勢初の連覇を果たした前沢ナイン

 第15回岩手日日旗争奪岩手・宮城県境選抜中学校野球大会(岩手日日新聞社主催、東山野球協会主管)は最終日の28日、一関市東山町の東山球場で準決勝と決勝が行われた。決勝では前沢(奥州市)が5―0で花泉(一関市)を下し、本県チーム初の連覇を果たした。

 大会には両市から12チームが出場。準決勝で前沢は江刺一をコールドで下し、花泉は一関東に逆転勝ちを収めた。

 前回と同じ顔合わせとなった決勝で、前沢は花泉の守備の乱れを見逃さず、序盤から着実に加点。五回には5番中嶋佐京選手(3年)の適時三塁打など連続の長短3安打で2点を加え突き放した。投げては先発髙橋翼選手(3年)、2番手板垣雅稀選手(2年)が無失点に抑えた。

 閉会式では、岩手日日新聞社メディア総合本部営業局の佐藤慶勝次長が優勝の前沢に岩手日日旗、準優勝の花泉にトロフィーなどを授与した。

 個人賞には3人が選ばれ、最優秀選手賞に輝いた前沢の髙橋選手は「外角と内角をうまく使い分け、決勝は初回からギアを上げて投げることができた。連覇できて最高。中学校総合体育大会に向けてチームが勢い付いたと思う」と笑顔を見せた。敢闘賞は花泉の髙橋漣選手(3年)、打撃賞は前沢の中嶋選手が受賞した。

 最終日の結果は次の通り。

 ▽準決勝

前 沢  115 008|15
江刺一  000 020x|2
         (六回コールド)

一関東  302 000 0|5
花 泉  100 321 ×|7


 ▽決勝

花 泉  000 000 0|0
前 沢  111 020 ×|5

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