花巻

手数料キャッシュレスで 住民票交付やごみ処分 花巻市

 花巻市は、住民票の写しや印鑑登録の証明書などを交付する際の手数料、不燃ごみ・資源ごみの処分に必要な手数料などを、スマートフォンなどを使って支払えるキャッシュレス決済を1日から導入する。市民の利便性向上と市の業務効率化につなげる。

 キャッシュレス決済が可能になるのは、本庁市民登録課と大迫・石鳥谷・東和の各総合支所市民サービス課での住民票の写しや、戸籍謄本・抄本、戸籍の附票の写し、印鑑登録証明書、所得証明書、資産証明書、納税証明書などの交付、自動車臨時運行許可の申請などの手数料。市清掃センター(同市矢沢)での不燃ごみ・資源ごみ(家庭系廃棄物)と不燃粗大ごみの処分手数料。

 従来の現金払いに加え、「PayPay」や「d払い」などQRコード決済、交通系IC(Suicaなど)や「WAON」など電子マネーのほか、クレジットカード各ブランドで決済できる。利用できる決済方法の詳細は窓口に表示して周知する。

 市によると、窓口での手数料の支払いでキャッシュレス決済に対応している県内の自治体は、盛岡、宮古、奥州、雫石の4市町に続き5例目。

 キャッシュレス決済により現金の受け渡しが無くなり、支払いにかかる時間の削減や、受領した金銭の管理などの手間の軽減がされる。上田東一市長は「現金を持ち歩かない住民にとっては便利で、お釣りもなくなる。市にとっても事務効率化、市民にとっては利便性につながる」と期待する。

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