花巻
県内名店の味どうぞ メニュー随時拡大 花巻空港大食堂オープン
花巻市東宮野目のいわて花巻空港内に今年開設されたレストラン「いわて花巻大食堂」が１日、オープンした。県内の名店の協力を得て各店のグルメが楽しめるレストラン。小山東剛店長（４１）は「岩手の名物が集まる食のアンテナショップ」とし、初日から空港利用者らが足を運び料理に舌鼓を打った。
４月３０日にレストラン安比高原が撤退したことを受け、マルカンビル大食堂（同市上町）を運営する上町家守舎（小友康広代表取締役）が出店を決めた。ランチタイムのみのプレオープンを経て、このたび営業を開始した。
席数は約９０席。「白金豚ナポリかつ」をはじめ、遠野食肉センター（遠野市）の「マトンのソーセージ」、ベアレン醸造所（盛岡市）の「ベアレンビール」、元祖満州にらラーメンさかえや本店（花巻市）の「満ニラ揚げ餃子」など、現在は約４０種類のフードとドリンクを味わえる。今後も賛同する飲食店を増やし、随時メニューを増やしていく考えだ。
来店第１号となった札幌市の栃内園子さん（６７）は遠野食肉センターのジンギスカン丼を注文し、「遠野市に行けず食べられなかったので、ここで食べることができてうれしい。北海道のジンギスカンよりも肉が厚くて食べ応えがある」と笑顔を見せていた。
小山店長は「ベアレンビール、チロルのチーズケーキなどは空港内の売店でも購入できる。今後はここで料理を味わった観光客らが、実際の店舗に足を運んでほしい」と願っていた。
営業時間は午前１１時から午後６時４５分まで。ラストオーダーは６時２０分。問い合わせは同食堂＝０７０（７５８１）９１７７＝へ。
