旬の被写体逃さず 鬼の館で写真6人展【北上】
北上市の写真愛好家による「写真6人展」は、同市和賀町岩崎の市立鬼の館で開かれている。四季折々の風景など被写体や構図、技法にこだわった作品が並べられ、訪れた人の関心を集めている。18日まで。
出展しているのは、北上写真クラブに所属する鈴木雄二さん(中野町)、小田嶋卓樹さん(和賀町)、木田勝さん(大通り)、及川克郎さん(稲瀬町)、フォトクラブ写人に所属する谷地沼吉太郎さん(上野町)、写真歴25年の嶋田好一さん(和賀町)。市内を中心とした自然風景や花、JR北上線など1人4~6枚の計29点を紹介している。
このうち谷地沼さんは、「小岩井の一本桜」「毛越寺のあやめ」「米内のしだれ桜」など花盛りを逃さず切り取った作品を展示。「如意輪寺のふじ」は、フジの花と黄緑色の葉、青空のコントラストを意識した一枚で、花の咲き具合や天候などタイミングを見極めながら5月の大型連休後に撮影したという。
6人が作品を持ち寄る写真展について谷地沼さんは「他の人の作品を見ながらどう撮ったのか考えたり、行ったことのない場所を知ったりと勉強になる。主に撮影しているもの、出品しているものもばらばらで、来場者もいろいろと見ることができて楽しいと思う」と見どころを語る。
会場の企画展示室は観覧無料。開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。