北上・西和賀

踊り華やか観衆魅了 2団体が福祉チャリティー【北上】

華やかな踊りなどを繰り広げた福祉チャリティー

 北上市を拠点とする舞踊団体・幸の会(幸藤鶴華会主=本名斎藤幸子)と全国民謡連盟北上支部(千田善三支部長)による「唄って・踊って・福祉チャリティー」は3日、同市常盤台のサンレック北上で開かれ、唄や踊り、太鼓演奏などで来場者を楽しませた。

 前年に続き2回目の開催で、両団体から40人ほどが出演。午前の第1部、午後の第2部に分け、福祉施設を利用する招待者を含め約340人が来場した。

 飛勢太鼓(二子町)の13人が友情出演し、勇壮な太鼓演奏でオープニングを飾った。同支部会員が三味線などの伴奏で「大漁唄い込み」「ソーラン節」などで張りのある声を響かせ、幸の会会員は「ふるさと銀河」「紅い雪」で華やかな踊りを披露。飛勢太鼓と幸の会の共演もあり、最後は同支部と幸の会総出の「花笠音頭」でにぎやかに締めくくった。

 来場者は大きな拍手を寄せ、市内の女性(85)は「みんな一生懸命で、すごく良かった。元気をもらった」と感激していた。

 斎藤会主は「今年は新型コロナウイルスも落ち着き開放感があり、お客さんもいっぱい入り本当にうれしい。皆さんに元気になってもらえたのでは」と充実した表情。千田支部長も「お客さんの反応も良く、楽しんでできた。高齢化しているが、若い人にも興味を持ってもらえれば」と話していた。

 会場では市内の福祉施設などで生産された手芸品、飲食物などが販売された。入場料と幸の会、同支部による寄付は、市社会福祉協議会のフードバンク事業に贈られる。

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