奥州・金ケ崎

お菓子販売盛況、講演も ブラックホールフェス・水沢【奥州】

ブラックホールをイメージした菓子や軽食が販売されたフェスティバル

 県菓子工業組合奥州支部(菊地清支部長)と水沢菓子組合(高橋一隆組合長)主催の第2回奥州ブラックホールお菓子フェスティバルは4日、奥州市水沢西町のZプラザアテルイで開かれた。ブラックホールをイメージした菓子や軽食などが販売されたほか、国立天文台水沢VLBI観測所とのコラボレーションで研究者を招いた講演もあり、多くの家族連れらでにぎわった。

 同観測所の本間希樹所長や研究者らがブラックホールの撮影に成功したのを受け、水沢菓子組合の菓子店が2019年からブラックホールをイメージした菓子を開発、販売している。

 同フェスは22年6月に市内のブラックホールにちなんだ銘菓、商品を販売して多くの来場者で楽しめるイベントとして初めて開かれ、大変好評だった。

 今回は両組合の呼び掛けにより前回より五つ多い18店舗が、屋外にテントを設けて洋菓子、和菓子、軽食などを販売。同日限定のようかん、どら焼き、ロールケーキ、カレーライスなどがあり、訪れた人が買い求めていた。また、県立水沢農業高校が初出店し、そば粉などで作ったブラックホールマドレーヌが完売する人気ぶりだった。

 同プラザ前では同観測所の酒井大裕助教が「私の天の川研究」と題して講演。天の川を含めて同観測所で行われている研究成果や天文学者になるために必要なことなどを語った。

 水沢菓子組合の高橋組合長は「今回は前回を上回る出店数で、来場者が菓子や軽食などを味わってくれた。これからも『ブラックホールのお菓子を通じて街を元気にしていこう』をコンセプトにして継続していきたい」と話していた。

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