一関・平泉

来月末に事業終了 一印一関青果卸売 負債総額1億円

 一関市樋渡の一印一関青果卸売(資本金5400万円、勝股肇彦代表取締役社長)は、業績の回復が見込めないとして7月31日で地方卸売市場の事業を終了することを決めた。今後について勝股社長は「まだ決まっていないが、新しい事業に転換していきたい」と話し、従業員の再就職あっせんにも取り組む考えを示している。

 同社は、1969年に一印県南青果市場として創業し、74年に一関青果地方卸売市場と合併して現社名に改称。長年にわたって野菜や果実などを扱ってきた。

 勝股社長によると、ピーク時は年間売上高が約30億円あったものの、地元の業者や小売店の減少などが影響し、直近では約9億円まで落ち込んでいた。負債総額は約1億円という。

 同社は、今月3日に関係取引先などに対して事業の終了を知らせるファクスを送っていた。

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