重機操縦体験し建設業に関心 新堀小でふれあい事業【花巻】
県建設業協会花巻支部青年部会(片方悟部会長)主催の建設業ふれあい事業は6日、花巻市石鳥谷町の新堀小学校(小山文明校長、児童70人)で開かれた。児童たちが重機操縦などを体験し、インフラ整備で地域を支える建設業への理解を深めた。
建設業の魅力を知ってもらうことなどを目的に、1990年から毎年実施。4~6年生33人が参加し、5班に分かれ、高所作業車、コンバインドローラー、バックホー、ホイルローダーの操縦と歩幅で距離を測る歩測を体験した。
このうちコンバインドローラーで児童たちは、会員の指導を受けながら前進、後退などの操縦に挑戦。慎重にハンドルとレバーを操作し、無事にゴールすると笑顔を見せていた。
菊池沙貴さん(5年)は「コンバインドローラーは動かすのが少し怖かったけど、会員から上手と褒められてうれしかった。建設業を知りたいと思った」と話していた。
事業終了後には、同部会が地域貢献活動の一環として、同校敷地内で砕石の敷きならしを行った。
片方部会長(47)は「重機の操縦などを通じて、子どもたちに建設業について知ってもらうことが大切だ。建設業は地域のインフラに必要不可欠なものであり、進路選択の一つにしてもらいたい」と期待を寄せていた。