伝統引き継ぎ感謝表現 創立150周年祝い式典 江刺愛宕小【奥州】
奥州市立江刺愛宕小学校(阿部拓也校長、児童216人)の創立150周年記念式典は10日、同市江刺愛宕の江刺西体育館で行われた。前身となる三つの小学校が開校した1873(明治6)年から統合や名称変更などを経て現在に至るまでの歩みを振り返るとともに、在校生が学校への感謝の気持ちを込めて表現活動を披露した。
冒頭、同校創立150周年記念事業実行委員会の後藤賢一実行委員長が「この記念事業が地域と共に盛り上がり、創立200年の礎となるように、皆さんに導いてもらいたい」とあいさつ。次いで阿部校長が「この式典を契機に地域や関係機関との結び付きをさらに深めながら教育活動の拡充を図っていく」とあいさつした。
また、在校生を代表して児童会長の石川琴菜さん(6年)が、同校の自慢できることとして5、6年生が引き継いでいる鼓笛演奏など四つを挙げ「江刺愛宕小には、たくさんの自慢がある。大好きな誇れるところ、伝統をしっかり引き継いでいきたい。そして、より良い学校になるように全校で頑張りたい」と誓った。
他にも式典では、来賓として小野寺隆夫副市長が倉成淳市長のメッセージを代読したほか、江刺愛宕地区振興会の佐藤悦夫会長があいさつした。
児童発表として1、2年生が「チェッコリダンス」を、3、4年生が「愛小ソーラン」を、5、6年生が鼓笛演奏「愛小マーチ」を「150歳おめでとう」のメッセージと共に披露して式典を盛り上げた。
市内在住の声楽家菊池葉子さん(メゾソプラノ)による記念コンサートも催された。