伊勢ノ海部屋 盛岡合宿スタート 「来場所も勝ち越したい」 ご当所、錦木関が抱負
大相撲伊勢ノ海部屋に在籍する本県出身力士は13日、盛岡市内で始まった合宿に合わせて県庁を訪れ、5月の夏場所で勝ち越した同市出身の錦木関(前頭4枚目)らが今後の抱負などを語った。
合宿は、県営武道館相撲場でスタート。同日は錦木関のほか、夏場所で初の三段目優勝を飾った奥州市出身の漣さん(三段目42枚目)、一関市出身の鬨王さん(同52枚目)、盛岡市出身の曽我さん(序ノ口筆頭)の力士4人が訪問した。
伊勢ノ海親方は「稽古始めには、小学生や近所の方が見に来てくれた。この1週間、皆さんと交流しながら合宿を進めたい」と話した。錦木関は夏場所について「中日から8連勝し、9勝6敗で勝ち越すことができた」と喜びを報告。「(来場所の)名古屋でも勝ち越し、もっと上に行けるよう頑張りたい」と語った。
達増拓也知事は「岩手のおいしい物を食べ、体をつくってほしい。皆さんの頑張る姿、活躍で県民が夢や希望、元気をもらえる」と激励。県オリジナル水稲品種「金色の風」の米俵を贈った。
18日までの滞在中は、地元の小学生や高校生も稽古に参加する予定。