花巻

堤内巡り役割学ぶ 早池峰ダム見学 大迫小児童【花巻】

早池峰ダム内部を見学する大迫小の4年生

 花巻市立大迫小学校(晴山光弘校長、児童103人)の4年生は21日、地元の早池峰ダムを見学した。普段は入ることのできない内部を巡り、発電や洪水調節などダムの役割について学びを深めた。

 早池峰ダムは2000年に建設された堤高73・5メートルの重力式コンクリートダム。同校では総合的な学習の時間を利用して毎年見学を行っている。

 児童18人が参加し、県南広域振興局花巻土木センターと県企業局の職員の案内で見学。階段で下り、堤内に設置されている地震計で安全確保に努めていることを学んだ。

 同センター職員は「ダムには発電、工業用水の確保、流水機能の維持などの役割がある」と説明。堤内は年間を通じて気温10度前後のため「ワインの保管にも利用されている」と語ると、驚きの声が上がった。

 発電施設へ移動すると、水を取り込んで機械が動く様子を見学。職員から開設を受け、水力発電が自然に優しい再生可能エネルギーであることを学習した。

 佐藤愛さん(10)は「早池峰ダムの中に入るのは初めてだったので、すごく楽しかった。ためられた水で電気がつくられていることも学べて良かった。他のダムも見学したい」と話していた。

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