選手宣誓は盛岡北主将 高校野球岩手大会 組み合わせ決まる 来月7日開幕
第105回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会は22日、盛岡市の都南文化会館で開かれ、64校56チームの対戦カードが決まった。今大会は入場人数制限を設けず、声出し、ブラスバンド応援を解禁するなど、4年ぶりに新型コロナウイルスの影響による制限がない形での開催となる。7月7日に開幕し、同22日まで熱戦を繰り広げる。
抽選会では春の県大会優勝の第1シード花巻東、準優勝の一関学院、3位の盛岡三などシード8校に続き、各チームがくじを引いた。春夏制覇を目指す花巻東は初戦で盛岡市立と花泉の勝者と対戦。夏連覇を狙う一関学院は盛岡中央と沿岸連合の勝者と顔を合わせる。
花巻東の千葉柚樹主将(3年)は「苦しい試合が多くなると思うが、目の前の試合を一戦一戦戦い、必ず夏の頂点を取れるようにチーム全員で頑張っていく」、一関学院の原田大和主将(3年)は「相手がどうこうというよりは、本当に一戦一戦大事に戦っていく。2連覇という目標に向かってやっていきたい」と意気込んだ。
選手宣誓を務めることが決まった盛岡北の佐藤琉主将(3年)は「新球場1年目の記念大会であり、光栄で名誉なこと。これまで県営野球場でずっと長い歴史が続いてきたので、その歴史をつないでいこうという気持ちや野球の面白さ、精いっぱいプレーすることのすがすがしさなどを伝えたい」と語った。
大会では、新球場のきたぎんボールパーク(盛岡市)で30試合、花巻球場で25試合を実施。夏の大会できたぎんボールパークが会場となるのは今大会が初めてとなる。
大会初日の来月7日に開会式を行うほか、第105回記念大会と新球場移転の記念セレモニーを予定。盛岡四のバトントワリング部によるパフォーマンス、不来方の音楽部による合唱、福岡、盛岡一、花巻北、黒沢尻北、水沢、一関一のバンカラ連合によるエール・演舞が行われる。
このほか育成功労賞受賞者の米澤守盛岡中央野球部副部長が始球式を行う。
大会は順調に日程が進めば、来月22日に決勝が行われる。