北上・西和賀

次は「日本一」 シルバー岩手2連覇 東日本古希軟式野球

東日本古希軟式野球大会を2連覇したシルバー岩手

 第22回東日本古希軟式野球大会(6~8日、山梨県)で、北上市や花巻市の選手でつくるシルバー岩手が2年連続となる優勝を飾った。準決勝、決勝の激闘を制して再び頂点に立ったナインは「日本一」を目標に掲げ、9月の全日本大会に向けて闘志を燃やす。

 全日本還暦軟式野球連盟など主催の東日本大会には70歳以上のメンバーで編成する32チームが出場。シルバー岩手は1回戦、2回戦、準々決勝をコールド勝ちで危なげなく突破した。

 さいたまクラブ古希と対戦した準決勝は3点を追う最終回に長短打6本で5点を奪い、5―4で逆転勝ち。決勝の坂戸古希野球クラブ(埼玉)戦は、3―3で迎えた最終回に1死満塁から菊池重雄選手(72)が右前打を放ち、サヨナラ勝ちで連覇を決めた。

 最優秀選手賞に輝いた技巧派右腕の高橋雅章(74)、速球派左腕の高橋道夫(73)の両投手がマウンドを守り、打線は準決勝、決勝合わせ5打数4安打で打撃賞に選ばれた佐藤寛見選手(72)の活躍もあって切れ目なくつながった。

 チームは北上市内で週2回の練習に取り組んでおり、64チームが出場して9月に大阪府で開催される第31回全日本古希軟式野球大会での飛躍を期す。佐藤實監督(76)は「東日本大会では打線のつながりを生かせたし、エラーも少なくて良かった。投打のバランスがよく、一人一人がやるべきことを分かっている。全国大会でも優勝を狙えるチームなので、初戦の入りを大事に頑張りたい」と語る。

 シルバー岩手の及川諭代表(73)と佐藤監督、高橋文克事務局長(73)は23日、北上市役所を訪れ、八重樫浩文市長に東日本大会の優勝を報告。及川代表は「大谷(翔平)選手をはじめ、本県選手の活躍で岩手の野球はすごいと言われている。プレッシャーなく力を発揮できた」と語った。八重樫市長は「素晴らしい成績。次の大会でも健闘し、北上、岩手の名をとどろかせていただきたい」とさらなる活躍を期待した。

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