木登り 目を輝かせ ウッドライフフェス まきストーブ展示も【西和賀】
木材や木製品との触れ合いを通じて木の文化に親しむ「ニシワガ ウッド ライフ フェス」(西和賀町主催)は24日、同町上野々の町文化創造館銀河ホール周辺を会場に25日までの日程で始まった。ツリークライミング体験や木工作品の展示・販売などを通じ、木や森との関わりに理解を深めてもらう。
まき割りやまきストーブ展示、ロケットストーブを活用したピザの提供などを企画。高さ約15メートルのクリの木で行われたツリークライミングでは、ヘルメットや安全帯を身に着けた参加者が枝につるしたロープの操作方法の説明を受けて木登りに挑戦し、木の上から錦秋湖を見下ろした。
体験した佐々木奏君(沢内小学校1年)は「フットループに足を掛けるのが難しかったけど、怖くなかった。電車が通るのも見られたので楽しかった。今度は木の上の高さまで登ってみたい」と目を輝かせた。
施設内では、花巻おもちゃ美術館(平野裕幸館長)の協力による木育事業「出張おもちゃ美術館in西和賀町」(町主催)も同時開催され、県産木材を使った床や棚などの木の空間に「木のたまごプール」や木のトンネル、マルカンビル大食堂のメニューを表現した木のおもちゃなどがずらりと並んだ。同館の玉山恵副館長は「西和賀の大自然に囲まれた場所で、風景と一緒に木のおもちゃの遊びを楽しんでいただきたい」と話していた。
時間は午前10時から午後4時まで。入場無料。