一関・平泉

新しい踊り完成、公開 市内夏祭りで披露へ【一関】

おおむね完成した一関の新しい踊り。ユーチューブで公開され、今後は市内各地の夏祭りで披露される(写真は一関春まつりから)

 一関市内で新たに全域で取り組むことができるよう創作を進めていた「一関の新しい踊り」がおおむね完成し、動画投稿サイト・ユーチューブでの公開を開始した。今年3月までに試作ができ、ワークショップ(WS)での意見を踏まえて仕上がった。今後は練習会も予定されており、一関夏まつりをはじめ市内各地の夏祭りで披露される。

 市内では各地域で特色あるイベントが開催されている一方で、市全体で統一された踊りが存在していないことから、一関商工会議所が中心となって2019年に「一関の新しい踊りを創作する会」が結成された。新型コロナウイルスの影響で作業がストップしていたが、22年に活動を再開し、楽曲や振り付け関係者を交えて打ち合わせを重ね、素案となる試作の踊りが今年3月までに出来上がった。

 試作を基に市内3カ所でWSが開催され「明るく、見ていて楽しかった」などと好意的な反応が多かった。一方で、高齢者にとっても踊りやすいようになどとして楽曲やテンポなどへの意見もあり、修正を加えた上で振り付けはおおむね完成に至った。4月に開かれた一関春まつりでも一部披露された経緯がある。

 躍動感とまい進をテーマにした踊りは前奏と本踊り、締めで構成。本踊りは▽輪を描くように両腕を上げ飛び上がる▽両手を前に出し肘を上げる▽両手を合わせ横に開き、手を広げて飛び出す▽手を擦り合わせて振りながら前に進む▽両手を左右に離しながら前に出して進む―の五つの振りで成り立っており、試作段階からテンポを若干遅くしたほか、掛け声も付けられている。

▲公開された動画

 ユーチューブの一関商議所チャンネル内で公開された動画=掲載のQRコード=では振り付け講座として、模範演技を披露しているほか、振り付けについても細かく解説している。

 今後は編曲などを調整し、7月を中心に練習会が開かれる。一関夏まつり(8月4~6日)では2日目夜と最終日のグランドフィナーレで披露されるほか、他の夏祭りでも演目として取り入れられる予定で、広く周知を図っていく考えだ。

momottoメモ

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