雄大な景色堪能 西和賀町山開き
西和賀町山開きは25日、行われた。町民や登山愛好者ら13人が高畑登山口から高下岳南峰(1320メートル)を目指し、高下登山口に下山する約9キロの山行を楽しんだ。
トレッキングに適した山が多い同町の山開きは毎年会場を変えて実施している。高畑登山口で行われた山開き式で内記和彦町長が「西和賀ならではの山を楽しむ人を増やしたい。皆さんも情報発信をお願いします」とあいさつした。関係機関の代表者がテープカットし、夏山シーズン到来を祝った。
参加者はギンリョウソウやイワカガミ、ツバメオモトなどが咲く登山道を進み、途中で希望者のみ高下岳(1322メートル)を登頂。南峰で集合し、和賀岳をはじめとする真昼山地の雄大な景色を楽しんだ。
参加した北上市鬼柳町の本舘伸也さん(71)は「毎年登っている山だが、下山のルートは初めて通った。しっかり整備されていて歩きやすい。南峰ではコケモモやゴゼンタチバナも見れたし最高の日になった」と話していた。