「純情むすめ」5人認定 県産食材魅力PRへ JA全農いわて
JA全農いわて(髙橋司本部長)は27日、県産農畜産物を全国にPRする「2023いわて純情むすめ」に県内の女性5人を認定した。2024年6月までの1年間、各地に出向いてフェアやキャンペーンなどに参加し、県産食材の魅力を県内外にアピールする。
応募者36人の中から選ばれたのは、アルバイト髙橋美有さん(23)=一関市=、会社員鷹觜萌香さん(21)=盛岡市=、岩手大4年阿部愛さん(21)=北上市=、同3年岩槻日菜さん(21)=盛岡市=、同2年村中咲心さん(19)=同=。
盛岡市内のホテルで行われた認定式で、髙橋本部長は「現在、資材の高騰などを農畜産物の値段に反映できない問題を抱えている。選考を勝ち抜いた5人には本県の農畜産物がうまく売れるよう活躍してほしい」と激励し、一人一人に認定証を手渡した。
代表して阿部さんは「純情産地いわての農畜産物と自然環境に恵まれた岩手県の素晴らしさを全国に伝える大役に身の引き締まる思い。笑顔を絶やすことなく、PRに精いっぱい努めます」と決意表明。髙橋さんは「岩手の良さを知り、多くの人に伝える人になりたい」と意欲を示した。
純情むすめは、キャンペーンやイベントなどのスタッフとして1989年に初採用され、今回で34代目。新型コロナウイルスに関わる行動などの制限緩和に伴い、新たな純情むすめの活動は通常に戻り、年間100回程度を予定している。
同日はこのほか、2021年春に本県へ移住したお笑いコンビ「天津」の木村卓寛さん(47)=兵庫県姫路市出身=を純情産地いわて応援団長に委嘱し、本県農畜産物の認知度向上に力を発揮してもらうよう期待した。