奥州・金ケ崎

ファン垂涎 お宝ずらり 大谷選手企画展 胆沢文化創造セ【奥州】

おなじみのホームランセレブレーションで使われているのと同じモデルのかぶと。装飾の獅子(こま犬)は魔よけの意味合いがあるという

 奥州市出身で米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)の軌跡をファン垂涎(すいぜん)の関連グッズなどでたどる企画展は、同市胆沢の胆沢文化創造センターロビーで開かれている。サインボールやフィギュア、等身大パネル、バット、グラブ、スパイク、大谷選手モデルのスニーカー、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表「侍ジャパン」の関連も含め、約50点を展示。入場無料。7月2日まで。

 同市と大谷翔平選手ふるさと応援団(会長・倉成淳市長)の主催。来月9日に同センターで開かれる栗山秀樹氏特別文化講演会「WBCを終えて―今伝えたいこと」(NPO法人胆沢文化会館自主事業協会主催、入場整理券の配布は終了)に合わせて企画した。

 私設ファンクラブを運営している同市水沢袋町の美容室Seemsオーナー菅野広宣さん(62)のコレクションから約30点を借り受けたほか、エンゼルスのホームランセレブレーションで使われるのと同じモデルのかぶとも展示した。

 また、2021年に大谷選手が放った本塁打46本にちなんで46着限定で生産された大谷選手モデルの「水沢ダウン」も展示。抽選販売に5万件を超える応募があった話題の製品で、赤の裏地に金色で「二刀流ロゴ」をプリントし、右腕には大谷選手の背番号「17」が施されている。

 来場した同市立若柳小学校2年の及川裕麻君(7)は「かぶとをかぶってみたい。大谷選手は打つところが好き。将来は野球選手になりたい」と同級生らと楽しそうに展示に見入っていた。

 また、同市水沢字赤土田の及川文夫さん(84)は「いつもテレビ番組で活躍が取り上げられるので、知らず知らずのうちに応援している。どんどん打ってほしい」と話した。

 この企画展は、7月4日から8月20日までJR水沢江刺駅構内にある南岩手交流プラザでも開かれる。

 同センターの開場時間は午前9時から午後7時まで。月曜休館。

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