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レトロな空間 彩る独創性 ルンビニーアート展 岩手銀行赤レンガ館

盛岡市で初開催されている「ルンビニーアート展」

 障害があるアーティストの作品を集めた「ルンビニーアート展」は、盛岡市中ノ橋通の岩手銀行赤レンガ館で開かれている。レトロな空間を彩る独創性の高い作品が展示され、来館者を楽しませている。7月2日まで。

 花巻市の社会福祉法人「光林会」が同会創設55周年と、運営する「るんびにい美術館」の開館15周年を記念し、多くの県民に鑑賞してもらおうと盛岡市で初めて企画した。

 会場には、同会が運営する障がい者支援施設「ルンビニー苑」の利用者14人が制作した絵画や陶芸、織物など150点以上が並ぶ。

 感性を生かして糸を自由に組み合わせる「さをり織り」を飾っているほか、文字を使ったデザインをラッピングしたストリートピアノを展示。70インチの大型液晶モニターでアーティストの作業風景も放映している。北上市のキオクシア岩手とコラボし、同社のテーマ「岩手から世界へ挑戦!」を図案化してプリントしたトートバッグなどもある。

 鑑賞に訪れた盛岡市の細越久美子さん(43)は「色鮮やかな織物や絵画などがあり、会場に入った瞬間、涙が出そうになるくらい魅せられた」と感激していた。

 入場無料。公開時間は午前10時~午後4時30分。火曜日休館。問い合わせは同美術館=0198(22)5057=へ。

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