春夏秋冬 きょうから7月
きょうから7月。平泉町では、中尊寺金色堂内に安置された奥州藤原氏4代泰衡の首おけから見つかった種子を1998年によみがえらせた古代ハス「中尊寺ハス」が見頃を迎えた。同町第11区町内会が平泉の歴史を伝え、東日本大震災犠牲者の鎮魂と復興の象徴にしようと2017年に同寺から20株を譲り受け、町内の休耕田に植えたもの。ハスは朝開いた花が昼に閉じるのを繰り返し、開花から4日ではかなくも花びらを散らすが、800年の時を経て現代に咲く淡紅色の姿は奥州藤原氏が目指した浄土世界をほうふつさせる。