一関・平泉

節目の学校でパチリ 一関小創立150周年 一般開放しイベント

創立150周年を記念するフォトスポットでポーズを取る児童

 一関市字鳴神の市立一関小学校(菅原正樹校長、児童614人)は1日、創立150周年を記念し一般開放を行った。学校の歩みを伝える資料を展示したほか、記念撮影ができるフォトスポットが設けられ、児童や来場者が同校の歴史に思いをはせながら校内を巡った。

 同校は1873(明治6)年に一関村立一関小学校として開校。1965(昭和40)年に旧狐禅寺小が統合して現在の市立一関小が誕生し、68年から現在地で地域と共に歩み続けている。

 記念イベントは同校とPTAで組織する150周年記念事業実行委員会が主催。今回は5月の航空写真撮影に続く第2弾で、誰でも参加できる「フリー授業参観」と「学校開放・フォトラリー」を中心に企画した。

 このうちフォトラリーでは、在校生や職員、催しの写真を使って現校舎を表現したモザイクアート、壁面を飾る風船や、ケーキのイラストにメッセージを貼り付けてデコレーションする撮影スポットを用意。

 デコレーションのコーナーでは児童が果物を模したカードに「150歳おめでとう」などとメッセージを書いてケーキのイラストに貼り、友人やきょうだいと一緒に写真を撮っていた。

 また、体育館には校旗や歴代のアルバム、教科書などが展示され、児童や保護者が興味深そうに眺めていた。

 5年生の千葉紫月さんは「いろんな展示を見て回った。このまま学校が長く続いてほしいと思った」、母親の悠さん(37)は「学校の歴史を感じられる節目の年に在籍できて良かったと思う。ぜひ楽しい思い出をたくさんつくってもらいたい」と語っていた。

 菅原校長は「児童には卒業してもこの学校の伝統と歴史に誇りを持って、それぞれの人生を歩んでいってほしい」と願っていた。

 実行委では10月下旬に記念式典を開くほか、12月ごろには記念誌の発刊も予定している。

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