カブトムシと遊ぼう きょう営業開始 ふれあい童夢・東和【花巻】
花巻市東和町の町井サイカチとカブト虫の里管理組合(薄衣忠孝組合長、組合員5人)が運営管理する「カブト虫ふれあい童夢(ドーム)」は、2日から今季営業を開始する。カブトムシ、クワガタムシと触れ合える施設で、東和の夏を盛り上げる。関係者は「多く人に来場してほしい」と呼び掛けている。
カブト虫ふれあい童夢は地域おこしなどを目的に1996年にオープン。2005年に国土交通省の水辺プラザ事業に合わせ、同町町井地内の猿ケ石川沿いに約700平方メートルの新しい施設を整備した。
ネットで覆った敷地内にクヌギやミズナラなど約30本の樹木が植栽されており、自然により近い環境でカブトムシを観察できる。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、20年から休園していたが22年に再開。昨年は県内外から約5000人が来場した。
組合員は下草刈りやおがくずの設置などの準備を進め、今季は約2500匹のカブトムシを放つ予定。薄衣組合長(70)は「昨年は久々のオープンで多くの子どもたちに来てもらえてうれしかった。昆虫採集は子どもの情操教育にとっても大切で、何よりいつの時代でも子どもたちはカブトムシが大好き。親子で遊びに来てほしい」と期待を込める。
営業は土日のみで、時間は午前9時~午後5時。今季の営業は8月6日まで。入場料は中学生以上が300円、小学生が100円、未就学児は無料。
カブトムシ、クワガタムシは買い取ることが可能。いずれも税込みでカブトムシは雄が400円、雌が200円、数量限定でオオクワガタも販売する。虫かごの持ち込みも可能。