北上・西和賀

歌声心一つに全国へ 出場者決意新た 北上ミューズコーラス隊

全国大会での健闘を誓う北上ミューズコーラス隊のメンバー。(左から)清水さん、菊池さん、桑原さん、千田さん、永洞さん。右は八重樫市長

 北上市内を中心とした音楽好きな小中学生で構成する北上ミューズコーラス隊の中学生14人は、第1回全日本こどもの歌コンクール全国大会(29日、東京都)に出場する。同隊にとって初めてとなる全国の大舞台で、生徒たちは心を一つに精いっぱいの歌声を響かせようと決意を新たにしている。

 同コンクールは、子どもたちの歌唱力向上などを目的に2023年創設。3月に予選の動画審査、5月に東京など全国3カ所で対面による本選審査を実施。同隊は、未就学児から中学生まで2~20人で自由に編成できる重唱・合唱部門の本選審査で出場20組のうち上位10組に入り、全国大会出場を決めた。

 同隊は22年度から、中学校部活動の地域移行で上野、飯豊の2校が校外活動部として活動。黒沢尻北小学校合唱部在籍時、全日本合唱コンクール全国大会で「日本一」を経験したメンバーもおり、小学生時代から同隊に所属しているメンバーも含め市内6校の生徒が今コンクールに向けて鍛錬を重ねてきた。

 出場する中学生5人と菅原圭子会長、千田優子副会長、松岡静一顧問が3日、市役所を訪れ、八重樫浩文市長に全国大会出場を報告。永洞桜さん(上野3年)は「今まで練習してきた成果を発揮し、心の奥から楽しんでミューズコーラス隊の歌声を響かせたい」と決意表明した。

 本番では童歌や沖縄民謡など3曲を披露する予定。菊池芽衣さん(北上北1年)は「みんなで一つのハーモニーを奏でられるよう、精いっぱい頑張る」と力を込め、清水叶絵さん(北上3年)も「出場できない小学生の分まで、一致団結して歌ってくる」と抱負。千田ことはさん(南2年)は「緊張すると思うけど、楽しく歌えるよう頑張りたい」と前向きに語り、桑原晴さん(東陵2年)も「ミューズコーラス隊の歴史をつくれるよう、歌声を客席に届けたい」と意気込んだ。

 八重樫市長は「第1回大会なので、思う存分にコーラスを響かせてほしい。6校の生徒が一つのチームとして頑張ってきて」と激励した。

地域の記事をもっと読む

北上・西和賀
2024年6月17日付
北上・西和賀
2024年6月17日付
北上・西和賀
2024年6月17日付
北上・西和賀
2024年6月17日付