一関市協賛し楽天戦 特産品やイベントPR 仙台
一関市が冠協賛したプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスのホーム公式戦「まるごと!一関(いちのせき)スペシャルナイター」は5日、仙台市の楽天モバイルパーク宮城で行われた。一関市の特産品贈呈や、8月18~20日に開催される全国地ビールフェスティバルin一関の関連グッズ配布などで市の魅力をPRした。
市の冠協賛は、同市出身の阿部寿樹選手(一関一高出)が楽天に所属したことがきっかけで、仙台市民らに一関市の特産品やイベントを広く売り込もうと初めて企画された。
この日は、対オリックスバファローズ戦の開始前に市の特産品贈呈式と始球式が行われ、贈呈式では佐藤善仁市長とJAいわて平泉の佐藤鉱一代表理事組合長が両チームの代表選手に贈呈品が記されたパネルを手渡した。両チームにはブランド米の「銀河のしずく」「金色の風」各200キロ、ブランド牛「いわて南牛」のロースブロック、夏野菜(キュウリ、トマト、ナス、ピーマン、ミニトマト)を贈った。
始球式に合わせ抽選で選ばれた市内の小学生10人がスターティングキッズとしてグラウンドに登場。楽天の選手を守備位置で元気に出迎え、先発メンバーからは記念としてサイン入りボールがプレゼントされた。
マウンドでは市立室根小5年の小野寺健留君(10)が父穂高さん(49)ら家族も見守る中で大役を務め、「3月のワールドベースボールクラシックを見て格好いいと思って応募した。緊張し過ぎてうまく投げられなかったけれど、練習に付き合ってくれたお父さんとおじさんに感謝したい」と笑顔で話していた。
このほか、市の協賛ブースが設けられ、全国地ビールフェスの実行委関係者と市職員が来場者にPRグッズを配った。