一関・平泉

商店街活気あふれ 催し多彩子どもら満喫 中高生運営の企画も むろね七夕夏まつり【一関】

二つのイベントを合体させ初開催されたむろね七夕夏まつり。会場では元気いっぱいに楽しむ子どもらの姿が見られた

 一関市室根町の「むろね七夕夏まつり」は8日、同町の折壁町商店街を歩行者天国にして開かれた。これまで開いてきた「むろね夏まつり」と「むろね七夕まつり」を合体させた初めてのイベント。あいにくの雨に見舞われたものの親子連れらの姿が目立ち、にぎやかな人出となった。

 むろね夏まつり実行委員会が主催。商店街を大きく使う七夕まつりとイベントが多彩な夏まつりの特色を掛け合わせて活気を呼び込もうと企画した。室根では新型コロナウイルスの影響で夏まつりの開催は2019年が最後となっていたこともあり、開会行事で実行委の三浦幹夫会長は「室根が元気になるよう力を合わせ、大いに楽しんでほしい。若い人たちに集まってもらえるのは元気の証しだ」とあいさつした。

 会場には町内自治会などから募った七夕飾りが並び、来場者の投票で審査された。音楽やマジックショーなどのステージイベントが開かれ、出店も並んで雨ながらにぎわいを見せた。

 若者の活躍も目を引き、千厩高校のボランティア11人が運営をサポート。地域に参画するきっかけにしてもらおうとの趣旨で、室根まちづくり協議会の事業として大東高、千厩高、室根中の生徒23人が企画・運営したコーナーも展開した。

 室根中生徒による射的のコーナーを楽しんだ昆野大暉君(室根小学校2年)は「夏まつりに来たのははっきり覚えていないほど前。射的は難しかったが楽しい」と笑顔を見せた。風鈴作り体験のコーナーを運営した大東高2年の小山美桜さんは「運営はとても大変だがお客さんが来てくれるとうれしい。直近の祭りはコロナ禍の前なのできょうは懐かしく、楽しい気持ち。機会があればまた地域の行事に参加したい」と話していた。

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