樹木や野鳥独自視点で 愛好家ら写真展 めんこい美術館【奥州】
奥州市や東京都に住む60、70代の男女4人による「三人三様写真展+アルファ展」は、同市水沢佐倉河のめんこい美術館で開かれている。樹木や野鳥、雪景色など、各自がテーマを設けたりして十数点ずつ出品。趣向を凝らした展示で来場者を楽しませている。入場無料。15日まで。
出品したのは同市水沢羽田町の浅川隆光さんと同市江刺岩谷堂の大久保良二さん、それに東京都在住の潮田正三さんと斉藤郁子さん。
潮田さんを除く3人は2011年から三人展を同館で開催。21年から潮田さんが加わった。三人展からの通算で13回目となる。
このうち浅川さんのテーマは「獅子ケ鼻湿原の珍樹」。秋田県にかほ市象潟町のブナ原生林で、炭焼きに伴う伐採と再生を繰り返して生まれたというユニークな樹形をサルやワニなどに見立てた独自の視点で撮影した。
数年置きに3回通って撮りためた中から15点を厳選。2枚一組のように上下にそろえるなど、展示にもこだわった。浅川さんは「とにかく写真が好きで撮っている。来てくれた人が『珍しい』と喜んで見てくれるのが楽しい」と話し、気軽な来場を呼び掛けている。
開場時間は午前9時から午後5時まで。火曜日休館。