北上・西和賀
童謡や歌曲 声高らかに 声楽研究会コンサート【北上】
北上声楽研究会の第４１回サロンコンサートは８日、北上市文化交流センターさくらホールで開かれた。県内の声楽家たちが磨き上げた美声を披露し、来場者約１８０人を魅了した。
会員１０人のうち４０～８０代の６人が出演。第１部では「うぐいす」「雨降りお月さん」など日本の歌を、メゾ・ソプラノ、ソプラノ、テノールで声高らかに歌い上げた。
第２部ではオペラ「人知れぬ涙」「宝石の歌」など世界の歌を取り上げ、「ハンガリー舞曲第５番」は６人全員で一体感のある歌声を響かせた。最後は来場者も交えて「夏は来ぬ」を合唱。会場は来場者の温かい拍手に包まれていた。
テノールの石井芳雄さん（８３）＝一関市＝は「体力は落ちているが、年に何回かのステージを楽しみに日々イメージトレーニングをしている。みんなに喜んでもらえたのでは」と満足そう。同会の阿部佳代会長（８１）は「皆さんの応援が励みになっている。秋の定期演奏会を目指し、またみんなで頑張りたい」と話していた。
