奥州・金ケ崎

古里から声援熱く 快音期待、PV観戦 市と大谷選手応援団 米大リーグ球宴【奥州】

スティックバルーンを打ち鳴らして、大谷選手を応援する来場者

 米大リーグ・オールスター戦に出場したエンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)の出身地・奥州市では12日、市と大谷翔平選手ふるさと応援団(会長・倉成淳市長)が主催する初のパブリックビューイング(PV)が催された。会場となった同市水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)には、エンゼルスのユニホームスタイルのTシャツを着るなどしたファンら約250人が詰め掛け、大型スクリーンに映し出される試合を大音量で臨場感たっぷりに観戦。大谷選手が映るたびに歓声を上げ、“古里からの声援”を精いっぱい送った。

 大谷選手にとって3度目の球宴で、大規模なPV開催となり、集まったファンらも興奮を隠せない様子。最前列に陣取った同市水沢山崎町の早川彩季さん(26)は試合前に「すごく楽しみで、昨夜は眠れなかった。大谷選手は高校野球の頃から応援している。ぜひホームランを打ってほしい」と話した。

 来場者は「がんばれ大谷翔平」と書かれた特製うちわのほか、スティックバルーンを配布され、それらを打ち鳴らして応援。

 また、主催者から招待を受けた認定こども園「ドレミのそら」の園児約30人も、手作りした大谷選手の顔写真入りのうちわやメガホンを持参して応援。観戦後、同園の新井歩叶ちゃん(4)は「大谷選手、格好良かった」と、うれしそうに話した。

 2番指名打者(DH)で出場した大谷選手は1四球1三振と、バットから快音は聞かれなかったが、会場で観戦した倉成市長は「2打席目は四球だったが、にこにこしていたのが良かった。本当に楽しそうに球宴に出てくれたというのは何となくほっとしている」と振り返った。

 また、初のPV開催について「これから野球だけでなく、いろいろなスポーツで市民が活躍すると思うが、そういうときに市民全員で盛り上げる場があるというのは素晴らしいことだ」と話した。

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