奥州・金ケ崎

より良い運営を 生徒が役割協議 来月・高校バスケIPSリーグ【奥州】

IPSリーグの8月開催に向け、運営側の役割などを話し合う実行委のメンバー

 県南地域の進学校の高校バスケットボール部が参加する「IPSリーグ2023夏」の8月開催に向け、生徒が試合だけでなく運営などに携わるための準備を進めている。生徒がより良い大会にするため、アイデアを出し合っている。

 同リーグは進学校同士のリーグ戦を通して生徒の運営や審判など多様な関わり方で、競技発展に携わる人材を育成するのが狙い。水沢高バスケ部父母会が主催して今年3月に初めて開催され、水沢、花巻北、黒沢尻北、一関一、大船渡の男女計10チーム約150人が参加。生徒は試合のほか、審判や準備・運営、試合の結果管理などをこなすスタッフ、コーチングや選手起用などを体験した。

 2回目も同父母会の主催で8月10~12日、奥州市の江刺中央体育館で開く。前回の5校に加え、招待校として盛岡一、盛岡三、宮古が参加する予定。

 今回は、前回参加した5校の男女部員20人、顧問5人による実行委を組織。今月9日に同市の水沢高で開かれた初会議では、審判・スタッフ、競技、イベント、総務などの4班に分かれ、担当や役割などを話し合った。

 水沢男子の藤村悠生主将(2年)は「他チームとの試合は、私たちにとってもいい刺激になる。プレー以外でも活躍したい」と意欲を語り、実行委に1年生で唯一参加している一関一女子の荒井香穂さんは「3月の大会を経験していないので分からないことが多いが、バスケ部同士の交流を楽しみ、そして運営面もこなせるようになりたい」と話していた。

 23日にも実行委を開いて各班の役割の調整などを行う予定。同リーグ発案者の水沢顧問の松戸健作教諭は「今回も運営側の仕事のほとんどを担当してもらい、バスケットの視野を広げてほしい」と語る。

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