格好良く踊れるかな 鬼剣舞体験始まる 鬼の館【北上】
北上市の代表的な民俗芸能の鬼剣舞を体験する「鬼っ子わんぱく講座」(市立鬼の館主催)は15日、同市和賀町岩崎の鬼の館を会場に3日間の日程で始まった。市内外の子どもたちが地域住民の指導を受けて「刀剣舞の狂い」を練習する。
伝承活動への意識を高めてもらおうと夏と冬に毎年開催され、今回は3歳から小学4年生までの6人が参加。講師の岩崎鬼剣舞保存会から太鼓のリズムを口で教わりながら、刀の回し方や足運びなど踊りの基本を学んでいる。和紙面に色を塗る作業にも取り組んでおり、最終日の17日には自作の面や装束を身に着けて練習の成果を披露する予定。
初めて体験している小岩龍平君(花巻市立若葉小学校4年)は「お面で怖いイメージがあったけどやってみると面白いし、最後に決めるところが難しいと思った。足を高く上げることに注意して格好良く踊ってみたい」と話していた。