一関・平泉
総大将役に佐藤さん（一関出身） 参上行列、軍議再現 ９月２４日、唐梅館絵巻 東山
一関市東山町長坂の唐梅館総合公園で９月２４日に開かれる「第２１回唐梅館絵巻」の総大将役に、同市出身で舞台やミュージカルの俳優、テレビ出演などで幅広く活躍している佐藤智広さん（２８）が決まった。出演する軍議参上行列や軍議再現など中心行事の盛り上がりが期待される。
佐藤さんはテレビアニメ「忍たま乱太郎」を舞台化したミュージカルに出演し、注目を集めた。
アニメや漫画などを原作とする「２・５次元」舞台やミュージカルの俳優、テレビ出演のほか、大手企業のＣＭにも起用されている。
２０２２年にはＣＤミニアルバムを発表し、音楽活動もスタート。３月には、一関文化センターでの舞台「ソングマン～翔べ！三ツ矢高校・男子コーラス部～」で“凱旋（がいせん）公演”を果たし、本県でのプロモーションにも力を入れている。
唐梅館絵巻は、安土桃山時代の当地の様子を華やかに再現する催し。葛西氏の重臣千葉一族の本拠地唐梅館に磐井、胆沢、気仙、本吉、登米、栗原などから集まる諸将の行列と、豊臣秀吉の小田原参陣の要請に従うか否かの軍議が見物客の前で繰り広げられる。０１年に始まり、２０、２１年は新型コロナウイルスの影響で中止した。
主催の実行委（渡辺和敏委員長）では、アトラクションや出陣祝賀の舞の出演団体など催しの詳細を引き続き検討している。
