SMSで市税未納者に催告 奥州市、本格運用開始
奥州市は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を活用し、市税に関する案内を送信する取り組みを開始した。当面は主として未納者への催告となるが、今後さまざまな活用法を検討。利便性向上や省力化、経費削減などにつなげていく。
5~6月の試験運用を経て、今月7日に本格的な運用を開始。未納者へSMSで案内することで、督促状の発送を減らす狙いがある。本文では納め忘れがないか確認を促すとともに、市財務部納税課の電話番号を明記するなどしている。
発信元の電話番号は「0197242111」。ただし、ソフトバンク回線は「243056」と表示される。同課では「メッセージを受け取ったなら、手元に届いている納税通知書を確認し、未納の場合は早めに納付を」と呼び掛けている。
併せて同課では「本文から別サイトへ誘導したり、金融機関や口座を指定して振り込みを指示したりすることはない」として、偽のSMSによる詐欺の被害に遭わないように注意を呼び掛け、疑わしい場合は同課または奥州署へ連絡するように求めている。