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「準備の来シーズンに」 岩渕、26年五輪見据え スノボ・一関市東山町出身

来シーズンへさらなる飛躍を誓う岩渕選手=21日、県庁

 一関市東山町出身で、2022年北京冬季五輪スノーボード日本代表の岩渕麗楽選手(21)=一関学院高―法政大、バートン=が21日、県庁を訪問し、これまでの主な大会成績を報告した。今年1月に米コロラド州で開催された雪上競技の賞金大会・Xゲームズ女子ビッグエアでの初優勝などを振り返ったほか、26年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪を見据えて「しっかり準備していきたい」と抱負を述べた。

 岩渕選手は22年北京五輪でビッグエア4位、スロープスタイル5位。2022~23シーズンFISスノーボードワールドカップ(W杯)ビッグエアで総合優勝し、今年1月のXゲームズでも初優勝に輝いた。

 同日は所属事務所の代表と県庁を訪問し、達増拓也知事にあいさつ。昨シーズンについて「一番目標にしていたXゲームズで金メダルを獲るなど、すごく充実した年になった」と振り返った。北京五輪では地元からの応援も励みになったといい、「思うような結果にはならなかったが、今後の糧になる反響を頂いた。引き続き頑張りたい」と一層の飛躍を誓った。

 達増知事は「岩渕さんの大活躍は県民に明るい希望をもたらす。日本を代表する選手としてさらに精進してほしい」と激励。22年度の県スポーツ賞、県体育協会栄光賞の受賞者として、表彰状などを贈った。

 岩渕選手は現在、大学に通いながら埼玉を拠点にトレーニングに励む。「どんどん五輪が近くなってくるので、しっかり準備できるような来シーズンにしたい」と意気込んだ。

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