県内外

祭りの成功祈願 ミスさんさ踊りが奉納演舞 盛岡

祭りの成功を祈願し、晴れやかな表情で演舞を奉納するミスさんさ踊りら=盛岡市、三ツ石神社

 盛岡市を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」発祥の地とされる同市の三ツ石神社で25日、奉納演舞が行われた。祭りの開幕を間近に控え、ミスさんさ踊りの5人が笛や太鼓の音に合わせて美しい舞を披露し、関係者と共に成功を祈願した。

 コロナ禍で2020、21年は2年連続中止となり、22年は規模を縮小して開催した盛岡さんさ踊りだが、23年は4年ぶりに通常開催される。奉納演舞は祭りの成功と新型コロナウイルスからの経済活動回復を願うとともに、ミスさんさ踊りのお披露目の場として盛岡さんさ踊り実行委員会が実施した。

 ミスさんさ踊りやミス太鼓をはじめ、実行委、同神社奉賛会の関係者ら約50人が出席。約100人の市民が見守る中、実行委会長の谷藤裕明市長は「米ニューヨーク・タイムズ紙で盛岡が紹介され注目度が高まる中、観光復活の好機と捉え、国内外から訪れる多くの観光客に盛岡さんさ踊りを存分に堪能いただき、食文化など幅広い観光振興につなげたい」と期待した。

 ピンクを基調とする浴衣姿のミスさんさ踊りは、照り付ける真夏の日差しに負けじと晴れやかな表情で舞を披露した。

 ミスさんさ踊りの一人で、同市の照井友梨香さん(24)は「最初は緊張したが、祭りが無事開催されるよう願いを込め楽しく踊った。本番では指の先まで意識し、練習してきた成果を出せるよう頑張るので5人のチームワークを見てほしい」と意気込みを語っていた。

 祭りは、8月1~4日に延べ197団体、約2万3000人が参加して開かれる。

地域の記事をもっと読む

県内外
2025年5月11日付
県内外
2025年5月11日付
県内外
2025年5月11日付
県内外
2025年5月11日付