大谷メジャー初完封 9勝目 37、38号連続本塁打も
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)は現地時間27日(日本時間28日)、敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー第1試合に2番投手兼指名打者で先発し、相手打線をわずか1安打に抑え、メジャー初完封で9勝目(5敗)を挙げた。第2試合では2打席連続で37、38号本塁打を放ち、いずれもチームを勝利に導く活躍を見せた。【8面に関連】
第1試合で大谷は、序盤から威力ある直球を主体に投球を組み立て、四回まで一人も走者を許さなかった。五回の先頭打者に初安打を喫したが併殺で無失点とすると、その後も四球で走者を出しながらも後続を断ち、相手打線に三塁を踏ませず完封。完投もメジャー移籍後初めてとなり、1安打8奪三振3四球で防御率は3・43。2年連続の同一シーズン2桁勝利・2桁本塁打にも王手をかけた。
打者として第1試合は5打数無安打だったが、第2試合は二回の第2打席で直球を左翼にはじき返し37号2ランを放つと、四回にも2打席連続の38号ソロをバックスクリーン脇に運んだ。直後、塁を回っている際に腰付近を気にするしぐさを見せて次の打席で代打を送られ退き、3打数2安打3打点1三振で打率は2割9分8厘。
球団によると、症状はけいれんといい、日本時間29日の試合には出場できる見通しとしている。