北上・西和賀

地域資源活用 男子寮 温泉、食事付き 町補助受け 旅館「一城」が空き家改修 西和賀高

今年度から整備された男子寮で生活する西和賀高の生徒

 西和賀町湯田の県立西和賀高校(助川剛栄校長、生徒97人)の男子寮が新設され、2023年度から生徒が居住している。町の補助を受けて同町湯本の「湯本温泉旅館 一城」(佐川圭代表)が整備、運営し、自宅から通学することが困難な寮生に食事や温泉入浴などを提供。町は「西和賀ふるさと留学生」として同校への入学生を全国から募集しており、地域資源や魅力を生かした独自性のある高校生活をPRする。

 町は同校魅力化支援事業として、学生寮を提供・運営する事業者を補助している。一城は、これを受けて所有する空き家を改修して居住環境を整え、現在は県内外出身の3年生1人と1年生2人が入寮する。

 共有スペースとしてリビングやキッチン、シャワー室、ランドリー室、トイレがあり、それぞれに個室も用意。入浴は向かいにある同旅館の温泉をいつでも使用でき、平日は同旅館から朝晩の食事が運ばれる。寮費は町の補助もあり、保護者の負担は月3万円だ。

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