花巻

本番成功 祈り調べに 花巻ばやし奉納式

まつりの成功を祈願し花巻ばやしを奉納する関係者

 花巻まつり(9月8~10日)に向けた2023年花巻ばやし音調べ奉納式は1日夕、花巻市城内の鳥谷崎神社で行われた。関係者が演奏と踊りを奉納し、開催まで約1カ月に迫ったまつりの安全と成功を祈願した。

 花巻まつり実行委員会と花巻ばやし保存会、花巻まつり山車連合会、横笛教室参加者、花巻ばやし踊りの指導者とパレード参加団体などから約70人が出席。神事に続き横笛、大太鼓、三味線による演奏と踊りを奉納した。

 花巻まつりは江戸初期に花巻開町の祖・北松斎(1523~1613年)の持仏観音の祭りとして始まったとされ、明治期以降は同神社の祭礼として行われている。新型コロナウイルスの影響で2年間の中止を挟み、昨年は規模を縮小して開催。今年は4年ぶりに3日間で神輿(みこし)パレードを含む通常規模で実施する。

 まつりでは、笛と三味線、太鼓が調和した深い情感を漂わせる花巻ばやしに合わせ、風流山車が練り歩き、約500人が手踊りを披露する。奉納式に参列した実行委副会長で花巻ばやし踊り保存会の佐藤良介会長は「4年ぶりの通常開催で皆さんが楽しみにしていると思う。430年続く伝統を継承しながら、多くの人に見ていただけるよう盛り上げていきたい」と話していた。

 今後の花巻ばやし踊り練習会は、今月21、27日、9月3日に同市花城町のまなび学園体育室で開かれる。

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