熱中症対策徹底を通知 岩手県教委
山形県米沢市の中学生が部活動後に熱中症の疑いで死亡したことを受け、県教委は2日までに県立学校と市町村教委に熱中症対策を徹底するよう通知した。
中学生は7月28日午前11時ごろ、部活動を終えて帰宅途中に熱中症とみられる症状で倒れ、その後搬送先の病院で死亡が確認された。学校側は部活動の実施を判断する際の目安となる「暑さ指数」を測定していなかったという。
文部科学省からの通知を受け、県教委は1日付で県内すべての県立学校と市町村教委に熱中症から児童生徒らを守るため、備えを徹底する通知を出した。
部活動など各種活動の実施の判断については、各学校であらかじめ危機管理マニュアルなどで判断基準や判断する人を定めておくこと、「暑さ指数」を用いることなどを求めた。
県教委保健体育課の粒來幸次保健体育担当課長は「通知の内容を確認し、子どもたちの健康と生命を最優先に熱中症対策を徹底してほしい」と話している。