県内外

悲惨さと平和訴え 3会場で原爆写真展 盛岡

戦争の悲惨さや平和の大切さなどを伝えている原爆写真パネル展=盛岡市中央公民館

 戦後78年を迎え、広島と長崎に投下された原子爆弾に関する写真パネル展が、盛岡市内3会場で開かれている。原爆投下による悲惨な被害の状況を紹介しており、訪れた人に核兵器の恐ろしさや平和の大切さを伝えている。いずれも入場無料、16日まで。

 平和の意義を考える機会を提供することを目的に、同市が毎年開催。今年は同市愛宕町の市中央公民館、同市永井の都南図書館、同市渋民の渋民文化会館(姫神ホール)を会場に2日から展示している。

 このうち市中央公民館では、ラウンジの一角に広島や長崎の爆心地付近の様子や立ち上るきのこ雲の写真をはじめ、同市の非核平和都市宣言文、原爆供養塔納骨者名簿など約30点を展示。戦争の残酷さや恒久平和への願いを訴えている。

 訪れた同市の70代女性は「両親から聞いた話では当時釜石は米軍の艦砲射撃がひどく、犠牲になった人がいて心を痛めた若者が多かったと聞いた。平和について考えることを大事にし、二度と戦争してはいけないと次の世代にも伝えていきたい」と話していた。

 時間は、市中央公民館が午前9時~午後9時(日・祝日と夜間臨時休館日は5時)、都南図書館が午前9時~午後6時(土日・祝日は5時)、姫神ホールが午前9時~午後9時30分。いずれも7、14日休館。

地域の記事をもっと読む

県内外
2025年5月1日付
県内外
2025年5月1日付
県内外
2025年5月1日付
県内外
2025年5月1日付