一関・平泉

盛大にフィナーレ 節目記念みこし総担ぎ 一関夏まつり

みこしの総担ぎで盛大に締めくくった一関夏まつりのグランドフィナーレ

 一関市の第70回一関夏まつり(実行委主催)は最終日の6日、子ども七夕みこしや銀座大龍神巡行、大一関神輿(みこし)祭などを同市の大町通りで繰り広げた。夜には70回の節目を記念したグランドフィナーレが磐井川河川敷で行われ、みこしの渡御などで盛大に祭りを締めくくった。【11面に関連】

 同日の一関地方は朝から青空が広がり、最高気温は一関34・6度、千厩34・5度(ともに盛岡地方気象台調べ)と猛暑日にはならなかったが、暑い一日となった。

 子ども七夕みこしは、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの実施となり、市内の5団体が参加。各地域が特色のあるみこしを繰り出し、「ワッショイ、ワッショイ」という子供たちの元気な掛け声が商店街にこだました。

 大町の商店街関係者らによる銀座大龍神巡行は、1947、48年のカスリン、アイオン両台風の水害からの商店街復興と商売繁盛などを願い、55年の夏まつりから行われている。長さ20メートルほどにも及ぶ龍神が黄金の「玉」を掲げた先導役とともに、激しい爆竹音も鳴り響く中、どらの音に合わせて勇壮な舞を披露した。

 大一関神輿祭はグランドフィナーレに合わせて夕方スタートとなり、一関文化センターをスタートして大町の本部前、錦町水天宮通りを経てフィナーレ会場の河川敷に向かった。

 グランドフィナーレでは、時の太鼓顕彰会による演奏やよさこい演舞、市内各地の踊り披露、銀座大龍神、一関学院高校ダンス部によるパフォーマンス、一関の新しい踊りのほか、みこしの総担ぎなどが行われた。みこしは一関側から山目側に向かって渡御が行われ、勇ましい姿が見物客を魅了した。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2025年5月4日付
一関・平泉
2025年5月4日付
一関・平泉
2025年5月4日付
一関・平泉
2025年5月4日付