漣らの勇姿に歓声 大相撲奥州場所 県内外からファン来場(別写真あり)
大相撲夏巡業の奥州場所は8日、奥州市水沢羽田町の市総合体育館(Zアリーナ)で開かれた。お気に入りの力士の勇姿を一目見ようと県内外から多数の相撲ファンが訪れ、次々と繰り広げられる力強い取組を楽しんだ。
奥州開催は2018年以来5年ぶり。今回はZアリーナ開館25周年記念事業として、奥州商工会議所や市相撲協会、陸中一宮駒形神社、市文化振興財団などで組織する実行委(海鋒守会長)が主催、岩手日日新聞社などが後援した。
関取衆や親方、関係者180人余りが訪れ、朝からの公開稽古では横綱照ノ富士をはじめ盛岡市出身の幕内錦木、奥州市水沢出身の幕下漣らが汗を流し、力士は来場者との握手や記念撮影に気さくに応じた。また一関市出身の三段目鬨王、花巻市出身の序二段禎ノ花が稽古や取組で登場すると歓声が上がった。
このうち、漣は10人の幕下力士で争う決勝五人抜きに出場。五番連続で勝つと優勝するもので、漣は並み居る相手を打ち負かし、賞品の奥州市の特産物などが贈られた。続いて行われた幕下の取組でも勝ちを収め、会場から大きな拍手が送られた。漣は「きょうは多くの人から声を掛けられ、とても温かくうれしかった。先場所は負け越したので、9月場所では勝ち越して番付を上げたい」と抱負を語っていた。
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