北上・西和賀

大名行列、活況呈す 民俗芸能など盛大に 浮牛城まつり【北上】

幕末、領主の領内入りを再現した大名行列。笑顔で手を振る殿様役の八重樫市長(右)

 第17回浮牛城まつり(実行委主催)は11日、北上市口内町内で開かれた。メインとなる大名行列や民俗芸能公演などが盛大に催され、大勢の地区住民らで活況を呈した。

 地域おこしの一環で2007年に始まり、新型コロナウイルスの影響で20、21年に中止し22年は規模を縮小。今回は4年ぶりのフル開催となった。

 大名行列は幕末に、仙台詰めの領主による仙台藩最北端だった領内視察入りの様子を再現。殿様役は八重樫浩文市長、姫役は同町在住の会社員菊池めぐみさん(20)が務めた。

 ほら貝を合図に、出迎家臣団や腰元ら約50人が口内地区交流センターを出発。厳しい暑さの中、「下に、下に」の掛け声に合わせ御鉄砲、御建弓、御徒(おかち)、馬に乗った家老らが所作にならい1キロを巡回し、旧口内小学校まで練り歩いた。

 到着後は出迎えの儀式もあり、八重樫市長は「暑い中、大儀であった」と口上を述べた。普段の眼鏡をコンタクトレンズに変えて殿様に扮(ふん)し「皆さんに声を掛けていただき、気持ちよく歩けた。街並みは城下町の雰囲気や趣があり、住民手づくりで素晴らしいまつりを続けていることに感銘を受けた」とねぎらっていた。

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