世代超え 競技元気に 今年度末、小学校閉校 奥州・胆沢 愛宕地域で運動会
2023年度末で閉校する奥州市胆沢若柳の胆沢愛宕小学校(五安城宏彦校長、児童34人)で11日、地域住民約400人が参加して愛宕地域の運動会が開かれた。住民と教職員、児童が夏空の下、競技や応援に力いっぱい取り組んだ。夜には児童を応援するための花火も打ち上げられた。
愛宕地域振興会(安倍明芳会長)主催で「童心にタイムスリップ」と銘打ち、閉校に伴う世代間交流事業として運動会、花火打ち上げを実施。事業費は公益社団法人地域社会振興財団から交付された約160万円を充てた。
運動会には愛宕地域7行政区、教職員の8チームが参加。愛宕ダービーやボール送り、借り物競走、玉入れ、綱引きなどを繰り広げた。児童も居住地の行政区の選手として複数の種目に出場し、炎天の下、元気いっぱいに体を動かした。佐々木慶汰君(6年)はパン食いなどを組み合わせた借り物競走に参加して「閉校するのは寂しいけれど、きょうは地域の人たちとレースを楽しむことができた」と汗を拭った。
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