一関・平泉

同郷2人の熱いファイト ドラゴンゲート来月、一関大会 YAMATO選手が凱旋 佐々木選手も参戦予定

同郷の佐々木貴選手が特別参戦するドラゴンゲート一関大会をPRするYAMATO選手

 一関市地主町出身のプロレスラーYAMATO選手(41)=本名・小野寺正人=が所属する団体「ドラゴンゲート」の一関大会(岩手日日新聞社など後援)は、9月10日午後5時から同市狐禅寺の市総合体育館で開かれる。通算10度目の地元開催となる今回は、「プロレスリングFREEDOMS」の代表を務める同市厳美町出身のプロレスラー佐々木貴選手(48)が特別参戦する予定で、同郷の2人による熱いファイトで盛り上がりそうだ。

 YAMATO選手は県立一関農業高校(現一関二高)を卒業後、仙台市内の専門学校で調理師免許を取得。レスラーになる夢を追って上京し、2006年にデビューした。凱旋(がいせん)大会となる一関大会は10年に初めて開かれ、14~19年には毎年催されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために中断され、22年に再開。今回が通算10度目となる。

 佐々木選手とは以前から連絡を取り合っており、3月に他団体の試合で対戦した際にYAMATO選手から地元・一関大会への特別参戦を持ち掛けたという。

 7月28日に一関市東台の岩手日日新聞社を訪れたYAMATO選手は「いつかは一緒にやりたいという気持ちが今回の形になった」と振り返り、佐々木選手と共に立つリングを心待ちにする。

 前回は新型コロナ感染拡大防止のため観客に声援を控えるよう求めたが、今回は解禁する。開催日の9月10日はYAMATO選手の誕生日でもあることから、「ご祝儀代わりに見に来てほしい。声援があると盛り上がりを実感できる」と来場を呼び掛ける。

 今年でデビュー17周年を迎え、ベテランとして存在感を放っているYAMATO選手。若手が台頭してきた中、不惑を超えた自身のファイトスタイルについては「変わりたくない気持ちが正直強い」としながら「もともと総合格闘技からプロレスに入ったこともあり、改めて柔術に取り組んでいる。まだ強くなる上り坂の途中だ」と闘志を燃やしている。

 開場は午後4時。約20人のレスラーが出場し、6試合ほど行う予定。チケットは前売りが特別RS席8800円、指定席A6600円、指定席B5500円(税込み、当日は各席1100円増)。地元のプレイガイドは若山スポーツ=0191(23)5107=、アタックスポーツ=0191(23)7285=。

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